決定木は英語でなんというのか

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決定木は、英語では Decision Tree(ディシジョン・ツリー) と呼ばれます。

この訳語は直訳に近く、英語圏でも日本語とほぼ同じ意味・感覚で使われています。

Decision Tree とは、条件分岐を繰り返しながら最終的な判断や予測に到達する、木構造(tree structure)のモデルを指します。

分岐の様子が枝分かれする「木」に似ていることから、この名前が付けられています。

目次

Decision Tree の基本的な考え方

Decision Tree は、フローチャートのような構造を持つモデルです。

  • 各分岐点では「ある条件を満たすかどうか」を判定する
  • 条件の結果によって次の分岐へ進む
  • 最終地点で「結論」や「予測値」を得る

英語の教科書や技術記事では、次のように説明されることが一般的です。

A decision tree is a flowchart-like structure where internal nodes represent tests on features, branches represent outcomes, and leaf nodes represent decisions or predictions.

構成要素の英語名称(重要用語)

Decision Tree を理解するうえで、以下の英語用語は頻出です。

日本語英語意味
決定木Decision Treeモデル全体
ノードNode分岐点または終点
ルートノードRoot Node最初の分岐点
内部ノードInternal Node条件判定を行うノード
葉ノードLeaf Node / Terminal Node最終的な結果
Branch判定結果による分岐
特徴量Feature判断に使う変数
分割Split条件による枝分かれ
深さDepth木の階層の深さ

※ Leaf Node と Terminal Node は、文献によって使い分けられますが、意味はほぼ同じです。

機械学習における Decision Tree

機械学習分野では、Decision Tree は非常に基本的かつ重要なアルゴリズムです。

用途によって、次のように呼び分けられます。

  • Decision Tree Classifier
    → 分類問題(例:Yes / No、カテゴリ判定)
  • Decision Tree Regressor
    → 回帰問題(例:価格や数値の予測)

また、機械学習の文脈では次のような表現がよく使われます。

  • train a decision tree(決定木を学習させる)
  • overfitting in decision trees(決定木の過学習)
  • pruning a decision tree(決定木の剪定)
  • limit the tree depth(木の深さを制限する)

なぜ「Tree(木)」と呼ばれるのか

英語では、階層的に枝分かれする構造全般を tree と表現します。

  • family tree(家系図)
  • directory tree(フォルダ構造)
  • decision tree(意思決定の流れ)

そのため、Decision Tree という名称は、英語圏では非常に直感的で自然な表現です。

関連する重要用語

Decision Tree と一緒に登場することの多い用語も押さえておくと、英語記事が読みやすくなります。

  • CART:Classification and Regression Tree(s)
  • ID3 / C4.5:代表的な決定木アルゴリズム
  • Random Forest:Decision Tree を多数組み合わせた手法

まとめ

  • 決定木の英語表現Decision Tree
  • 条件分岐を木構造で表現する意思決定モデル
  • 機械学習では分類・回帰の両方に使われる
  • 英語文献では構成要素(node / branch / leaf)の理解が重要

以上、決定木は英語でなんというのかについてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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