Pythonによる誤字脱字のチェックについて

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Pythonで誤字脱字(スペルミス)をチェックするには、「スペルチェッカーライブラリ」を使うのが簡単です。

Colabで手軽に実行できるよう、ここでは以下のライブラリを使って解説します。

  • pyspellchecker:シンプルで使いやすい英語向けスペルチェッカー
  • textblob:自然言語処理ライブラリで、スペル修正機能付き
  • (日本語の誤字脱字についてはかんたんに後述)
目次

Colabで英語の誤字チェック:pyspellchecker

まず、英語の誤字チェックの基本的なコードから紹介します。

ライブラリのインストール

!pip install pyspellchecker

誤字チェック&修正コード

from spellchecker import SpellChecker

# スペルチェッカーのインスタンスを作成
spell = SpellChecker()

# 誤字を含む英語の文章
text = "I havv a speling eror in thiss sentense."

# 単語ごとに分割
words = text.split()

# 誤字を検出
misspelled = spell.unknown(words)

print("🔍 誤字と修正候補:")
for word in misspelled:
    print(f"誤字: {word} → 修正候補: {spell.correction(word)}")

TextBlobでスペルチェック&修正

こちらはもっと自然な文で修正ができます。

インストール

!pip install textblob
# 初回のみコーパスのダウンロードが必要
import nltk
nltk.download('brown')
nltk.download('punkt')

コード例

from textblob import TextBlob

text = "I havv a speling eror in thiss sentense."

# TextBlobオブジェクト作成
blob = TextBlob(text)

# 自動的に修正された文章を出力
corrected = blob.correct()

print("🔍 修正前:", text)
print("✅ 修正後:", corrected)

TextBlobの出力はより自然に直してくれますが、あくまで英語限定です。

まとめ

Python,イメージ
方法対応言語特徴
pyspellchecker英語単語単位のスペルチェックに強い
TextBlob英語文全体を見て自然な修正ができる
language-tool-python日本語可文法・誤用チェックが可能(翻訳調の日本語も検出)

すべての方法はGoogle Colab上で問題なく動作します。

以下のようなワークフローをおすすめします。

  1. 英語のみなら軽いpyspellcheckerTextBlobで十分。
  2. 日本語の文章チェックにはlanguage-tool-pythonを使って、文章表現や誤用を検出。
  3. さらに高度なチェックが必要なら JUMAN++BERTベースのモデルを用いたNLP手法もあります(上級者向け)。

以上、Pythonによる誤字脱字のチェックについてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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